旧京都外国語大学・京都外国語短期大学教職員組合 



               墨汁一滴

 よくも言ったり
  ― 朝ごはんは食べなかったんですか?
  ― はい、ご飯は食べてません。
  ― お腹空いたでしょう?
  ― いいえ、パンを食べましたから。
           (上西充子教授、ご飯論法


  ― 大阪都構想って、大阪市を無くす話ですよね?
  ― いいえ、違います。
  ― 無くならないの?
  ― 勿論ですよ。そんなアホなこと、誰が言ってるんですか?
      無くなるのは大阪市役所で、皆さんが住んでる大阪の街は残ります。

  世間ではこれを称して、「詭弁」あるいは「虚偽」という。
        

   
 祝!「大阪医科大学労契法20条事件」、高裁で逆転勝訴
  大阪医科大学のアルバイト職員だった女性が、正職員との待遇格差は違法だとして
  損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁の江口とし子裁判長は2月15日、
  1審の大阪地裁判決を取り消し、100万円余の支払いを命じた。
  年々増加している非正規労働者の待遇改善を示唆した、画期的判決である。
  1審敗訴にめげず控訴した彼女の勇気ある決断と、それを支えた弁護団の努力に
  対し、大いに敬意を表したい。

                           (2月23日追加)

  ところで、原告の請求を全面的に棄却する判決を言い渡した地裁の裁判官の内、
  内藤裕之と大寄悦加の2名は、私たちの事件に関わった裁判官でもあった。
  自分たちの不当判決を否定された彼らには、この際大いに反省を促すとともに、
  労働契約法20条の存在意義とその解釈についても、しっかり勉強して、2度と
  弱者を苦しめるような判決を出さないようにして貰いたい。


  
  「ファイト !」 
        (作詞・作曲 中島みゆき   歌 吉田拓郎)

   
 おのおの方、 屹度ご油断召さるな!
  かの夏目漱石によると、
  
「昔の書生は、(中略)この人ならばと思う先生のもとに落着く。故に、先生を敬うこ
  と、父兄に過ぎたり。先生もまた、弟子に対すること、真の子の如し。これでなくて
  は、真の教育ということは出来ぬなり。今の書生は学校を旅屋の如く思う。金を出し
  てしばらく逗留するに過ぎず、厭になればすぐに宿を移す、かかる生徒に対する校長
  は、宿屋の主人の如く、教師は番頭丁稚なり、主人たる校長すら、時にはお客の機嫌
  をとらねばならず、況んや番頭丁稚をや。薫陶どころか解雇されざるをもって幸福と
  思う位なり。生徒の増長し、教員の下落するは当たり前のことなり」(
『愚見数則』
  そして、平成も終わろうとしている今日、
  番頭丁稚たる教師の身分そのものが、何だか怪しくなってきている。お客の機嫌をと
 
っている場合ではない。さて、どうするか。

  
 昔、学問のすゝめ。 今、イエスマンシップのすすめ
  今の時代、組織人として最も大切なのは、唯々上司の顔色を窺い、
たとえ
  どんなに理不尽なことであっても、上司の命令どおりに行動することだ。
  自らの考えを披瀝するなんてことは、努々考えてはならない。
  一旦目をつけられたが最後、生きる道はないからだ。
  人事考課という名の邪剣を振るう彼らに、所詮敵うはずもない。
  せめて、面従腹背。これで我慢するしかない。


  
 標準服に高級ブランドなんてこと、アルマイに
  区立泰明小学校がイタリアの高級ブランド「アルマーニ」監修の
 
標準服を採用とのニュースが、ネット上でも話題となっている。
  この決定にはもちろん賛否両論があるだろう。
  が、そもそもこの騒動の根本問題は、教員や保護者に説明・相談もなく、
  独断決定した校長の基本姿勢にあるのではないか。
  強い権限・裁量権を持つ者は、だからこそ、独断専行に陥らないよう、
  十二分に意識して行動すべきであるのに、今回それを怠った。
  「リーダーシップを発揮する」ことの意味を取り違えているのだ。
  9日の記者会見で、「銀座の町の学校として発展していくために、
  ブランドの力をお借りするのも一つの方法と思った」と述べているが、
  他人頼みとは何とも情けないし、そもそもうわべだけを装ってみても、
  内実何にも変わらない。これまた明々白々である。

      

   
 Birds of a feather flock together.
  1月17日、梅光学院大学の学長ら16名が来学、新4号館を見学。
  長周新聞によると、梅光学院大学開学50年記念事業の一環として、
 
本学4号館と同様、斬新なデザインの新校舎建設を計画中とのこと。
  それにしても、総勢16名とは、大層な熱の入れようである。

                                     

  
 哀悼「乙女の密告」
  本学卒業生で、芥川賞作家の赤染晶子さんが死去していたことが分かった。
  受賞作「乙女の密告」をオープンキャンパスで、配布したことが思い出される。
 
慎んでご冥福をお祈りいたします。
                 

  
 汚れつちまつた大学は 倦怠のうちに死を迎へ
  一握りの管理職が、その地位を悪用、大学を私物化する。
  
 
組織の根幹である諸規則・諸規程・諸手続を無視して、強圧的・恣意的な
  運営をする大学に、もはや「未来などない」と言えよう。


 
 大学とパワーハラスメント - I
  「
河北新報」の ONLINE NEWSに、上記表題に関する記事が掲載されている。
  とても他人事とは思えない内容である。
  それにしても、日本の大学は、いつからこんな風になってしまったのだろうか。

                 

 
 大学と新聞広告
  インターネット上で、上記
表題に関するブログ記事を見つけた。
  一つの意見として、大学関係者に是非とも読んでいただきたい。
  原資が学生の納付金と私学助成金であることを念頭に。

                                     

  
 大学SELECTION 京都外国語大学
  YouTube上で公開の「読売新聞大阪本社広告局ビジネス開発部」制作による、
 「大学SELECTION 京都外国語大学」をこのたび視聴した。
  学科紹介の場面で、原告の一人が作成したポスターがしっかりと写っている。
  何ともはや、名状しがたい気分である。

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 Where has the shirucafe gone?
  学園創設70周年の記念事業として、2017(平成29)年4月竣工予定で着工された、
  新4号館建設であるが、7月1日現在、未だ完成に到っていない。
 
この4号館6階に開設予定だった「知るカフェ」に関する記事が、何ら説明もな
  く、いつのまにか、大学のホームページ上から削除されている。
  新聞にも掲載されたこの件を単に、削除して終わり、というわけには行くまい。

                                   
  さらに、「知るカフェ」を運営する (株)エンリッションとの業務提携の記事それ
  自体も削除、同社のホームページもまたしかりである。

                                    
  両者の間に、一体何があったというのだろうか。
  



学園創立70周年記念ムービー「未来へつなぐ創立の想い」
 「未来へつなぐ創立の想い」を視聴した。
  創立者森田一郎、森田倭文子両先生の教育に対する情熱を再確認し、一時代を
  共有し得たことを幸とするものである。
  倭文子先生の肉声(入学式後の講演)に接し、懐かしい思いで一杯である。
  創立当初の苦しい時代を振り返って、「(創立者、教職員、学生の)三者一体の
  信頼と努力が…」というくだりは、まさに現在にも通じる言葉だと思うのだが、
  現状は果たしてどうなのか、考えさせられること多である。

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 学園創立70周年記念祝賀会を開催

  創立記念日にあたる2017年5月18日、京都ホテルオークラで、教職員等約330人が
  出席し、記念祝賀の宴が催された。
  これに先立ち、曹洞宗大平山宗仙寺で、役職者による学園物故者供養が執り行われた。


 

   


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